幸せの青い箱　～リュージュ・ブルーボックス物語～(REUGE公式販売店より)

「愛情」「平和」「忠実」「信頼」―。
いにしえより、“青”という言葉には様々な意味が込められてきました。
世界の多くの言語で、「暗い」という形容詞から派生し、 のちにいわゆる「青い色」を表す単語となりました。

元々このように抽象的な色であるため、人々はその色に幾多の想いを含み、 観念的な「何か」を象徴し、
そして常に「憧れの色」として、最も愛好される色と云われています。
中世より、ヨーロッパでは「幸せを呼ぶ色」とされており、忠実・信頼の証でもあります。
その青を密やかに身につけておく風習が、「サムシング・ブルー」と呼ばれ、
幸せな生活を夢見る花嫁の「純潔」と「永遠の貞節」を守り続けています。

西洋の宗教画では、青は聖母マリアのシンボルカラーとして、
またアジアの仏教美術でも、重要な箇所には群青色が用いられ、
「瑠璃」は七宝のひとつとして数えられています。
青い色が超自然的な神秘の象徴とされてきたのは、 古来より人々が青い「空」と「海」に大いなる畏敬の念を抱いてきたからに他なりません。
無限の広がりを持つ青い空間の彼方に思いをはせ、 雄大な世界に故郷のような永遠の安らぎを覚えるのです。

この度リュージュ・オルゴールは、 この神秘のカラーを身にまとった、特別な作品を発表いたしました。
美しい蓋を開くと、そこには眩いばかりのニッケルメッキが施されたムーブメントが、
永遠に終わることのない幻想の音色を奏で続けます。
民族差別、内戦、歴史に大きな汚点を残すテロリズム・・・。
混沌とした世界秩序に立ち向かう平和のシンボルカラーは、 国連の旗、多国籍軍に代表されるように、
いつの時代も「青」でした。
争い、裏切り、憎悪など、現代社会の様々な醜さを、
安らぎに満ちた美しい音色に変えてしまう 「幸せの青い箱」の魔法－。
スイス・サンクロアの職人たちの、そんな素敵な思いを大切にして、 この特別な作品を皆様にお届けいたします。

　

REUGE リュージュのオルゴール

一世紀以上の時を越えて愛され続ける音色があります。
スイス　サンクロアの地で創業してから150余年経った今でも世界中の人々を魅了し続けるリュージュオルゴール。
そしてリュージュオルゴールは親から子へ子から孫へと、更なる世代を越えて未来へ受け継がれていきます。
色褪せない音色は未来へ・・・

自身へのご褒美や、大切な方への贈り物に。
世界最高峰のオルゴールを手にする喜びを味わっていただけます。

近年では、オルゴールに癒し効果があると注目を集めています。
美しい音色は、生活をより一層豊かに彩ります。

リュージュ社は、メカニカル・ミュージック・ボックス、シンギングバード、およびからくりポケットウォッチの伝説的な製造業者として、2015年に創業150周年を迎えることができました。
ひとえに、リュージュの音色とデザインを愛してくださった世界中のお客様に、リュージュオルゴールをご愛用いただいたおかげであり感謝申し上げます。

オルゴールの歴史は、1796年にさかのぼります。 その魔法の小箱は現在も世界中の人々を魅了し続けております。
長年にわたり、リュージュ社の職人やデザイン担当は、オルゴールの世界が常に新しい世代のお客様のご期待に沿うよう、培われた経験と技術を基に新たな挑戦に立ち向かって参りました。
お客様に笑顔と心の安らぎをお届けするために。世代を越えて楽しまれるメカニカルミュージックの世界は、150年に留まりません。
オルゴールの専門家集団は、これからも細心の注意とプロ意識を持って、あなただけのために特別なオルゴールを創造いたします。

REUGE SA CEO
Kurt Kupper

1865年創業、2015年に創業150周年を迎えたスイスREUGE社。
すべてを機械任せにせず、手作業や昔ながらの技法にこだわり続けるREUGE社は、
世界最高峰のオルゴールメーカーと称され、スイスが誇る老舗ブランドとしてスイス政府ご用達の一社にも選ばれています。